古典文様:矢絣(やがすり)について
矢絣の生まれは平安時代中期(1000年)ごろ。
和服のデザインとしては定番の模様といえるかもしれません。スタンダードな色は、紫色の矢絣。
江戸時代になると、この柄の入った着物を、結婚の際に娘に持たせると『放った矢のように』戻ってこない、と言われ、縁起物のひとつとなりました。現在では卒業式袴だけでなく、成人式振袖、婚礼衣装などにもみられるようになりました。
↓は当店でお取り扱いしております矢ガスリです。最近はシンプルな模様の上に、さまざまなモチーフを重ね掛けしているのが特徴です。