袴のコーディネート209
二尺袖品番:M265 袴品番:552
対応身長
148cm~151cm
(現在は卒業式のみのレンタルで対応しております。山口市以外へのレンタルはいたしておりませんが、成人式ご利用の方は遠方への送付も承ります。また、画像のきもの袴セットは予約済となっていることもありますので、この着物が良いという場合はお電話かメールでのご確認を宜しくお願い致します)
山本寛斎デザインの縦ボーダー二尺袖 | 現代と古典の融合美
和装におけるデザインは、時代ごとにその様相を変えながらも、常に新たな美を追求してきました。その中で、現代と古典の美が融合した一着が登場しました。今回ご紹介する二尺袖は、山本寛斎が手掛けた、独特な縦ボーダーのデザインが特徴です。この縦ボーダーは、ベージュ、古代紫、アマルガム、ピュアホワイトの四種の色が交互に配され、まるで絵画のように色彩が躍動する一着となっています。
この二尺袖の魅力は、モダンでありながらも、和の伝統をしっかりと受け継いでいる点にあります。ベージュは、落ち着きと温かみを、古代紫は歴史を感じさせる深みを、アマルガムは洗練されたモダンな雰囲気を、そしてピュアホワイトは純粋さを象徴しています。これらの色が縦に織りなすボーダーが、華やかさと同時に上品さを兼ね備え、見る者の目を引きつけます。
胸元には、桜と菊が束ねられたデザインが施されており、シンプルな縦ボーダーに和の象徴である花々が加わることで、さらに奥深い美しさを感じさせます。このデザインが、単なる模様以上の意味を持ち、着る人の個性を引き立てるアクセントとなっています。
袴にはベージュに近い生成色(きなりいろ)を選び、二尺袖との調和を大切にしたコーディネートが実現しました。生成色は、落ち着いた色合いでありながらも、どこか柔らかさと優雅さを感じさせ、桜の刺繍が施されたすそ部分が、全体に上品な印象を与えています。この袴との組み合わせにより、全体のバランスが美しく整い、卒業式という特別な日にふさわしい装いとなっています。
山本寛斎のデザインは、現代的な感性と伝統的な要素を巧みに融合させ、唯一無二のスタイルを生み出しています。この二尺袖は、その代表作とも言えるでしょう。現代的なカッティングや色使いが、古典的な和装に新たな息吹を吹き込み、卒業式という特別な日を彩るにふさわしい、洗練された装いを提供します。
こういう袴の組み合わせも見てみたい! というご要望があれば、下記インスタグラムなどからご要望などお送りくださいませ。
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