結婚指輪の話:八月:ペリドットについて
明るい黄緑色の宝石です。エメラルドがきれいな南海の代名詞(エメラルドグリーンの海、と呼ばれるように)とされるのにたいして、ペリドットはオリーブ・グリーンと例えられます。
古代のローマ人は、このペリドットが夜暗くなっても見ることができたため「夜のダイヤモンド」とか「イブニングエメラルド」と呼びました。ルビーやダイヤモンドと違い、比較的大きな原石で産出されるため、200カラット以上ある大きなペリドットがケルン大聖堂に存在します。
古代エジプトでも珍重され、太陽神をあがめるエジプト人とマッチしたのでしょう、ファラオたちの王冠などに使われていたものが、今も残っています。そのことからこのペリドット、いまもエジプトの国石です。
石言葉は、夫婦の幸福・平和・安心・幸福 。結婚というキーワードと相性がよさそうです。
結婚指輪の裏側に、ひそかにこの願いを込められるといいでしょう。