プリザーブドフラワーについて
もともと花をグリセリンに浸けて加工する方法は知られていましたが、メジャーになったのは1991年、フランスのヴェルモント社がこれを強く打ち出したことで、広まりました。
生花を特殊溶液にひたして脱水・脱色し、いちどすべて白色にもどしてから、あらためて色を塗りなおすことで、長く鑑賞できるようにしたもののことです。とうぜん、水やりなどは必要ありません。
化学合成したものですので、これで作られた花は2年、3年(あるいは5年)のあいだ、美しさを保つことができます。通常では作れない花の色も出すことも可能で、アメリカなどでは虹色のプリザーブドフラワーもあります。
いちど薬液に浸けている関係上、衝撃には弱く、また紫外線(直射日光)、高温多湿な場所にも強くありません。
ウェディングでも使いますが、通常は式終了後、アフターブーケプレスのように、お式の完了後に加工します。
造花ではなく、本物の花を使っていることにより、風合いもそれに負けません。また、花粉アレルギーの心配もなくなり、お見舞いにもつかいやすくなる、というメリットもあります。