各国のカラーイメージ
最近は当店も、海外のお客様も増えてまいりました。それで、衣裳の色彩(洋服でもインテリアでも)が、各国でどのような意味合いを持つか書きたいと思います。
日本で「赤」は、吉兆、興奮、愛などを意味します。
しかし欧米でのこの色は警戒色として扱われます。国際的に、たとえば国際元首が赤いネクタイを巻いているときには、激しい議論をする気でいるというスタンスを暗に示しているともいわれます。
中国ではポジティブだとか、春節に使われている、良いイメージがあるようです。
こちらは日本では、幸福とか、楽しいとか、活発なイメージに使われる傾向があります。
対して欧米での黄色は臆病という、ネガティブな意味もあるそうです。
中国では皇帝を意味します。
日本では冷静とか、知的とか、静的なイメージが根強くあります。
欧米では高貴とか、イエス・キリストを意味もするそうです。政治の世界で、青いネクタイを巻いているときには、落ち着いた議論をしたいというメッセージにも使われます。
中国での青は吉兆に使われています。
日本ではエコとか癒しとか平和とか、そういうイメージになります。
欧米での緑は、若い、という意味があります。
中国で緑は、あまり名誉的な色ではないようです。
日本では白無垢に代表されるように、神聖とか清楚とか潔白を意味します。
欧米での白は、ウェディングドレスに代表するように、やはりフォーマルなイメージ。
中国では、とくに祝い事にあまり白というのは喜ばれないようです。
日本での黒は、新郎の黒い紋付など、フォーマルな場に用いられます。
欧米では高貴、優雅さを表しますので、やはりタキシードがこの色です。
中国ではそのまま闇を意味するようです。
衣装以外にも、海外の方を対応するときには、こういうものを覚えておくと、いろいろお勧めしやすいかもしれません。