結納について(2)

関東型:執り行いと贈り物

関東では、お互いの結納品をその結納の日に持ち寄り、交換します。

結納金は50~100万円というのが一般的です。女性のほうは、男性からもらった結納金のうち、半額を「結納返し」とか「御袴料」として贈ります。
が、最近では記念品を贈る場合もあるようです。そういう場合、略式結納とよばれます。記念品としては、腕時計、洋服、パソコン、家電など品物を贈ることが多いようです。ただこれも地域差があるので、事前に両家で相談が必要です。
結納品は、9品、7品、5品、3品といったふうに、2つに割れない奇数の品数で用意します。結納品はデパートや、インターネットでもだ最大10万円までで購入できます。最近は、長熨斗、金宝包、目録の3品だけで行なうケースも増えているようです。
結納品には、熨斗や末広、スルメや鰹節、昆布などの食品やお酒が含まれます。

関西型:執り行いと贈り物

関西では、関東とは違い、男性側だけが女性に結納品を贈ります。女性はそこで「受書」を渡すのみで、結納返しは贈りません。ただし女性は別の日に、男性側からもらった金額の1割の金額を持参するようになっています。

このように、地域によってやり方に違いがあるので、結納の話が決まったら、ご両家でよく相談になるといいでしょう。
この結納は、近年だと結婚予定者の方でおこなわれるのは3割ほどです。なさるか、なさらないかもよく相談されるといいでしょう。

六輝(六曜)で、大安や友引といった、福を呼びやすい日取りの午前中に行うのがいいでしょう。