帯揚:振袖コーディネート

image3
本日ご紹介するのは、帯揚(おびあげ)という小物のお話をいたします。
帯揚は衣裳の歴史の中では浅い部類で、生まれたのは江戸時代末期。
生まれた理由としては(諸説ありますが)、太鼓結びという、結びやすい帯の結び方が生まれた際、その結び方では帯枕という部品が露出するために、それをかくすべく生まれたのが、この帯揚というものだとのことです。

245-2_6

つける位置は、ちょうど丸でかこった、この部分。最近は総絞りのものだけでなく、レースのものがあったりと、バリエーションに富んでいます。

この写真とは違いますが、正面から見て「入」となるような結び方があります。それは独身の女性しかしてはいけない結び方とのことです。

そのほか、前方でチョウチョをかたどったりする結び方も、あります。