袴のコーディネート274

古典柄の美しさを纏う、深緑の華やぎ

深みのある緑を地色に、大輪の桜や愛らしい梅、そして優雅な鼓（つづみ）文様が配された二尺袖の着物。
色とりどりの花々が咲き誇るその姿は、古典的な意匠の中にも明るく華やかな空気感をまとっています。
背景の緑には松葉模様がうっすらと織り込まれ、格調高さと現代的な可愛らしさを同時に感じさせる一枚です。

印象を刷新する、ピンクの矢絣袴

あわせた袴は、やさしい赤みを帯びたピンクに、細やかな矢絣模様が映えるデザイン。
古典柄との相性はもちろん、女性らしさを際立たせる色合いが目を引きます。
一見大胆な組み合わせながら、柄の規則性と全体の色バランスにより、きちんと品よくまとまっているのが魅力です。

帯で仕上げる、全体を引き締めるアクセント

華やかな柄と軽やかな袴のコーディネートに、赤い帯がアクセントとして全体をぐっと引き締めます。
紅色の差し色が加わることで、まとまりのある色使いにメリハリが生まれ、写真映えも抜群。
晴れの日らしい晴れやかさと、どこか懐かしさを感じさせる和の趣が同居した、記憶に残る一着です。