ケーキ入刀について
ウェディングケーキの成り立ちはギリシャ神話。男女が永遠の愛を誓って、パンやビスケットを食べたのが始まりだといわれています。将来、食べ物に困らないようにという願いを込めてのことだそうです。
日本でおこなわれているのはイギリス形式の、タワー型ウェディングケーキ。(ヨーロッパによってケーキの形態はまちまちですが、日本に伝わっているのは英国のものです)
そのイギリスの話ですが、19世紀に入ったころに、3段ケーキが登場します。
3段のウェディングケーキには、
・1段目は結婚式の参加者と新郎新婦のため
・2段目は結婚式を欠席した招待者のため
・3段目は第一子が生まれたとき、ないしは1年目の結婚記念日に食べるため(当時のケーキは洋酒漬のドライフルーツケーキだったので、一年後でも問題なく食べることができました)
という意味があります。(余談ですが、フランスのウェディングケーキはクロカンブッシュをもちい、アメリカは一段で長方形だそうです)
さてこのウェディングケーキへの、ケーキ入刀。
新郎新婦はじめの共同作業と、よく紹介されるのではないでしょうか。
いちどきりのウェディングケーキ。ヴィクトリアの王女のように、二人が共通して好きな物、共通して夢見るものなど、二人の「らしさ」を出していくのがいいでしょう。