ブライダル小物:髪飾り
今回ご紹介するのは、披露宴の立役者、髪飾り(花飾り)です。
チャペル式・人前式・神前式の完了したのち、あるいはパーティー形式のときにつかうヘッドドレスで、ティアラ・クラウンよりもはるかにカジュアルさを出すための物。ラフなイメージも醸せます。
結婚式の格式ある空気を通って、披露宴へと向かって、皆様から祝福されるのには、うってつけの小物といえます。
ただ、もともと、体に身につける小物とは、着飾ることが目的ではなく、悪魔からの守護をするもの、という意味合いを持っていたといわれています。後日、くわしく書きますが、たとえば左上腕や左指、左手首につける指輪やアームレット、ブレスレットは、「人間の左は弱い部分である、弱い部分は聖なる銀や金で守ってやらなくてはならない」という理由で左に着けていたのです。
それらが転じて、上流階級のものとして定着したのち、一般の人々も身に着けるようになったのです。
おまじないに近い風習が、かわいいものとして残っていくのは、不思議な感じですね。